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2023 / 01 / 06  10:00

AI倫理原則

AI倫理原則

 タミューは、芸術の進歩とお客様にご満足いただける価値の提供を追求することを追求する観点から、新しいデジタル技術であるAI(Artificial Intelligence)を積極的に活用しています。

 

 AIは社会に新たな価値をもたらす革新的な技術ですが、その社会への影響力の大きさから、適正な利活用が企業に求められています。このため、タミューはAIを利活用するうえで配慮すべき事項を正しく認識し、適正なAI利活用を推進するために、「AI倫理原則」を策定し、リスク評価態勢を整備しました。タミューは、このような適正なガバナンスの下でAIの利活用をさらに推進することにより、お客様と芸術にとって価値ある取り組みやサービスの提供を実現するとともに、社会の変化に対応する新たなビジネス領域に挑戦し続けます。

 

 

 なお、策定するタミューのAI倫理原則については、当グループのクレドである「活動に対する意図や目的の純粋性」を大前提に、すでに制定している「個人情報の取り扱いについて(プライバシーポリシー)」などとも整合させ、AIを利活用してまいります。

 

 

1.人間の尊厳への配慮

タミューは、人間の尊厳、人権、基本的自由へ配慮し高い倫理観を持って、AIを利活用します。

 

2.多様性・公平性

タミューは、AIの判断に偏り(バイアス)が含まれる可能性があることに留意し、特定の個人や集団が不当に差別されることがないよう、人々の多様性・公平性へ十分に配慮してAIを利活用します。

 

3.透明性・アカウンタビリティ

タミューは、ステークホルダーの信頼と安心を得るために、必要に応じて、ステークホルダーへAIを利活用している事実、目的、範囲等の情報を提供することで透明性を確保し、AIがもたらす影響に対して適切に説明責任を果たすよう努めます。

 

4.適正な学習

タミューは、AIの学習等に利用するデータの質に留意し、データの正確性・完全性を確保することに努めます。また、AIの判断は内外環境の変化により精度が低下するため、精度低下の影響度合いに応じて再学習等の適切な保守を行い、AIの品質維持に努めます。

 

5.人間の判断の適切な介在

タミューは、AIの判断には信頼性の確認または倫理的な配慮を必要とする場合があることに留意し、必要に応じて、AIの判断結果を利用するか否か、あるいは、どのように利用するか等を、人間が最終判断します。

 

6.適切な人財配置と育成

タミューは、AIを社会的背景に応じて適正に利活用するために、AIの能力、特性、限界等を十分に理解し、かつ、AIを正しく利活用するためのリテラシーと倫理を備えた人財を適切に配置・育成します。

 

7.セキュリティ・プライバシー・安全性

タミューは、AIのセキュリティに留意するとともに、プライバシーと生命・身体・財産の安全性に配慮します。想定されるリスクへの合理的な対策を事前に講じておき、万が一、インシデントや重大な事故が発生した場合に講ずるべき措置をあらかじめ整理しておくことで、被害の最小化に努めます。

 

 

 

AI倫理原則の適用範囲

 

 

「AI倫理原則」は、タミューグループ全ての役職員等がAIを利活用する際に適用されます。タミューにおけるAIの利活用とは、タミューが開発したAIを利活用すること、およびタミュー以外の他者が提供するAIをタミューが利活用することを指します。

AI倫理原則の見直しについてタミューは、社会の変化、AIそのものの発展、また様々なステークホルダーとの対話を踏まえ、必要に応じて本原則を見直し改定していきます。